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2022年7月31日日曜日

英語長文・現代文・小論文・雑学・マンガ その6

英語長文・現代文・小論文・雑学・マンガの最終回にしたいと思います。
今回は世界史・地理・政経など。

<世界史・地理>
・キャンディ・キャンディ(世界史・近代アメリカ・イギリス)
かなり古いマンガですが、有名なので挙げておきます。
第1次世界大戦前後の、主にアメリカが舞台。
ストーリーは恋愛もの? シンデレラ? ですかね?

・チェーザレ(世界史・中世イタリア)
個人的には絵がきれいかと。有名な漫画家さんです。
ルネッサンス期の社会情勢や人々の暮らしがわかります。








・蒼天航路(世界史・古代中国)
三国志をストーリーに仕立てた?ようなマンガです。
事実の羅列ではなく、事件に至った経緯までが想像?して詳細に描かれています。



・乙嫁語り(世界史・地理・近代中央アジア)
近代化される直前の、シルクロードを中心とした中央アジアのお話です。
ロシアの南下政策の影響を受けつつも、たくましく日々を生き抜く人々の生活や、
そして結婚、強い夫長制、遊牧など、先進国には見られない風習が9割くらい肯定的に描かれています。
日本人のルーツがこのあたりにもあるという説もありますし、私なんか少し懐かしい感じもしました。
絵もきれいですし、北海道とかの広い空が好きな人にはおすすめです。


・プリニウス(世界史・古代ヨーロッパ)
皇帝ネロの時代、ヨーロッパを旅する学者が主人公です。
皇帝をとりまく環境や奴隷制度、当時の知識レベルなどが、綺麗ごとではなくかなりリアルに描かれています。

・エマ(世界史・近代イギリス)
19世紀のイギリス、貴族の青年とメイドの恋愛ものです。
これも当時の風習や身分制度を考えさせられます。

・課長・島耕作(経済・社会・現代史・雑学)
有名なシリーズものです。
「課長・島耕作」が最初に登場しましたが、遡った「ヤング・島耕作」「学生・島耕作」「係長・島耕作」もありますし、現在は「社外取締役・島耕作」になってまだ連載中です。
連載開始から40年、島耕作の50年の生活が描かれているので、経済の専門的な話題から世相の変化までを知ることができます。

「紛争でしたら八田まで」コミックス第2巻」
・紛争でしたら八田まで(地理・地政学)
最近流行りの地政学がメインですが、各国の食文化も紹介され、よいアクセントになっています。
問題解決型のストーリーで、その点では「ゴルゴ13」をソフトにした感じです。

「TikTok名言集」より






麻生太郎元総理が全国放送で言及するほど、大人が読んでも面白いようです。





・インベスターZ(経済)
「ドラゴン桜」の作者・三田紀房によるうんちくマンガです。
経済が、少し、わかる、の? かなあ?
ミクロ・マクロ両方の視点で描かれている? か?


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2022年7月10日日曜日

英語長文・現代文・小論文・雑学・マンガ その5

 日本史マンガの続きです。

やはり日本史のマンガは多いですね。

個人的な感想になるのですが、私は歴史といっても、庶民の暮らしを内容とする本が好きなんです。私自身が庶民ですから。雲の上のような偉い人の人生より、その時代時代で庶民がどんな暮らしをしていたか、どんなことを考え、どんなことが嬉しく、どんなことが悲しかったかえお知りたいんです。結果、「なんだ、現代人と変わらないじゃん」と思えることが好きというか。旧石器時代の人類でさえ、私たち現代人と同じ人間だということを確認したいのです。

私たちの直接の祖先は、明治も江戸も、弥生も生きていました。それは絶対なんです。今ある命は、人類が誕生したその時から受け継がれてきました。だから今、私たちがいます。

そんな考えで選んでいます。


「そば屋幻庵」コミックス第1巻
・そば屋幻庵(江戸)

話自体はよくある?感じで、青臭い部分もありますが、ディテールは江戸をしっかり感じさせます。





・壬生義士伝(幕末)

「壬生義士伝」コミックス第1巻
浅田次郎氏原作のマンガ。原作に忠実で、絵がリアル(劇画調)です。新選組ものですが、チャンバラでは終わりません。生きるとは。家族とは。考えさせられる浅田作品です。映画もあります。








・天の血脈(明治・古墳)

「天の血脈」コミックス第1巻

前回紹介した「ナムジ」と同じく、安彦良和の作品です。日露戦争前夜の日本と満州と韓国、そして古墳時代の日本と朝鮮を結びます。






・はいからさんが通る(大正)

大正時代の女学生が主人公。古い作品ですが、時代背景はものすごくわかります。映画もあります。


・アルキメデスの大戦(日中戦争~第二次大戦)未完

「アルキメデスの大戦」コミックス第1巻

有名な?「ドラゴン桜」作者、三田紀房による作品です。天才数学者が当時の日本を「科学」します。時代背景がものすごくわかります。既刊28巻でまだ連載中です。








・風太郎不戦日記(第二次大戦)

・この世界の片隅に(第二次大戦)

・火垂るの墓(第二次大戦)アニメ・小説

第二次大戦中のできごとを、完全に庶民の目線で描いた作品。エライ人は出てきません。その分、感情移入できます。「この世界の片隅に」「火垂るの墓」のアニメはいいですよ。

「風太郎不戦日記」コミックス第1巻
「この世界の片隅に」コミックス上巻




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2022年6月19日日曜日

英語長文・現代文・小論文・雑学・マンガ その2

さて、雑学を習得する具体的なマンガのお話です。

まずは純粋な?雑学が習得できるマンガといえば、

・ドラえもん

・こちら葛飾区亀有公園前派出所

・ミステリと言う勿れ

の3品を挙げたいと思います。


ドラえもん

©「ドラえもん」コミックス第4巻より
言わずと知れた国民的マンガであり、雑学の宝庫です。

これを読まないのはもったいないとしか言いようがない。

私は子どものころ、100回くらい読んだと思います。

授業をしていて「大陸棚」を知らない子がいると、「ドラえもんを読んでいればなあ」と思ってしまいます。






こちら葛飾区亀有公園前派出所

©こちら葛飾区亀有公園前派出所コミックス
通称「こち亀」。

こちらも雑学の宝庫ですが、ドラえもんよりも大人向けで、社会的な話題も多く含まれます。

右は、1964年の東京オリンピックの話です。








ミステリと言う勿れ

©「ミステリと言う勿れ」コミックス第1巻
「こち亀」「ドラえもん」は昭和から続くマンガですが、「ミステリと言う勿れ」はわりと最近ですね。

推理ものですが、社会的な雑学、理系的な雑学、人の心理など、とても考えさせられる内容だと思います。










というわけで、今回は専門的な雑学?と分けて、純粋な雑学? を3品ご紹介しました。

ご参考になればと思います。


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2019年10月29日火曜日

現代文において「少数派に思いを馳せる」とは


私は、教室で受験生に、現代文は「少数派に思いを馳せる」ことだ、といつも言っています。

現代文の問題文には、最近「機会の平等」という言葉がよく登場します。
少数の恵まれない人にもチャンスがあってこそ本当の平等だ、という考え方です。
賛成です。まったくそうだと思います。
でもこれ、あらためていろいろ調べたり想像したりすると、本当に難しいですね。
鈴木大介さん著「家のない少年たち」「家のない少女たち」を読んだんです。
虐待されて育った少年や少女がどんな生活を強いられるか、のルポです。
驚愕ですよ。
まあ私なんかは金銭的な苦労はしましたが、私を含め、いちおう親に衣食住と命の安全を保障してもらいながら育った人間には、およそ想像もつかない世界です。
生きるために家を出るしかない。
でも未成年は家も借りられない。
堅気の職に就こうにも就けない。
結果、路上生活、売春、犯罪を強いられる。
政府や自治体の政策なんて届きようがない世界なんです。

こう考えると、健康な大人って楽ですよね。
なんてったって、なんだかんだ言って逃げ場がある。
仕事が嫌ならやめればいい。
今の家が嫌なら引っ越せばいい。
パートナーが嫌なら分かれればいい。
でも、未成年はこれらのいずれも出来ないんです。
子どもは気楽でいい、なんて言う大人がいますが、よく考えてから言ってください、と思います。

虐待ほど極端ではなくても、苦しんでいる子どもたちは、想像以上にいると思います。
例えば、家に要介護者がいる場合。
私も父の介護を「手伝い」ましたが、それはそれは大変なものです。
やったものでなくては決してわかりません。
世間では、そうした人たちを献身的にお世話するのが美徳とされていますが、まあ私なんかはサイ〇パスらしいようですから、正直に告白すれば、こんなことやってられっか! とばかり思っていました。
つまりは、そういうことですね。
大人ですらそうなんです。
まして、子どもはどのように感じるでしょうか。
心にそういった、要介護者に対して私が抱いたような気持ちを抱いたとしても、子どもは「あんなやついなきゃいいのに!」とは口にできないでしょう。
世の中の道徳や、家族の手前というのは、大人よりも子どもの方が気にしているはずです。
なぜなら、子どもは大人に逆らっては生きていけないのですから。
正直な気持ちは言えない。
家から逃げ出すことも、家を捨てることもできない。
それでも、こういう心を持ってはいけないのでしょうか?
そういうふうに思ってしまう子は、心が冷たい子なのでしょうか?
そういうことを「いけない」と言って抑えつけること自体が、「機会の平等」を奪うことにつながる可能性はないでしょうか?

子どもにとっての「ごく普通の家庭」を、「衣食住に困らなくて、いちおう落ち着いた気分になれて、努力次第で将来が叶えられる可能性がある家庭」と定義するならば、これらの要素がひとつでも欠けたら、それは「機会の平等」を奪われていると思います。
だって、子どもはそれを覆すために、「ごく普通の家庭」であれば必要のない努力をしなければならないからです。
「ごく普通の家庭」であれば失わなくてもいいはずの精神のエネルギーを奪われます。
それによって子どもが無気力になったり、将来に希望を持てなかったりしたら、それは子どものせいなのでしょうか?
努力が足りない、と責めるのでしょうか?
今の世の中の風潮は、そういうことみたいですけどね。

横断歩道の信号が青である時間は、「普通の」人なら渡れるという時間を考慮しているでしょう。
でも、足が悪い方とか、青である時間内にわたり切れない方もいますよね?
交通事故での死亡者は年間5千人以上います(2017年)。
僅か20年前は、年間1万人以上が亡くなっていました。
なぜ交通死亡事故を撲滅しないのでしょう?
特に、交通弱者である歩行者の死亡事故を。
自然災害で亡くなる方の人数より、はるかに多いですよね?(2017年年間約1000人)
日本中の道路を歩車分離にするとか、自動車の入れる道を制限するとか、違反をもっと厳しく取り締まるとか、手はあるじゃないですか。
なぜ、年間5000人も亡くなっている異常事態に、政府も、みんなも目をつぶるのでしょうか?
予算がないからですよね?
不便だからですよね?
自動車が日本の基幹産業だからですよね?
だから弱者は、ごく少数なら黙ってろってことですよね?
大多数の利益が優先、ってことですよね?
家庭環境に恵まれず機会の平等が与えられない子は、少数なんだから仕方ない、ってことですよね?

てなことを考えていたら鬱になります。
が、こういうことを考えるが、てっぺんの方の大学の現代文ができるためには必要です。
鬱な気分は怒りに変えましょう。
受験の動機は、怒りでいいんです。






2018年11月26日月曜日

塾の日常②

ブログでは合格体験記のようなものも書いていて、もしかしたらみなさまには私の書く偏見や屁理屈よりもそちらのほうが役に立つような気もする。
ただ最近ではマーチだの早慶だのの過去問ばかり解いていて、ふと、ワンパターンだなあ、と思うことが増えた。
マーチだの早慶だのは、基本的には意欲的に勉強した子が合格するので、書いたとしても、まああれだけ勉強すれば受かるよね~くらいの合格体験記になってしまうよね~とか、解いた過去問の山を見ながら考えている。

毎日毎日必死に勉強しました。
最後まで諦めずに頑張りました。
めでたしめでたし。

うん。王道。
それでいい。
ただ、まあ、何て言うか、少なくとも私には文章の才能はないので、元ネタの面白さが欲しいんだよなあ。

そんなわけで昨年の受験生に、ちょっと面白いやつがいたのを思い出した。
同級生の紹介で入塾してきたのだが、入塾前にそいつの話がでたときに、同じ中学出身のやつらが、同級生だけでなく先輩や後輩までもが口を揃えて、「ヤバいやつだ、あいつはヤバい」と言っていたのだ。
あんまりヤバかったら入塾はお断りするか、〇力でねじ伏せなければなるまい、などと真剣に考えていたら、高3になったヤツはすっかり猫かハムスターかなんかの仮面をかぶっていたのか、ぜんぜんヤバくない。
どこがどういうふうにヤバかったんだ?
普通に礼儀正しく、普通に身のまわりのことが出来る、普通にコミュニケーションが取れるやつじゃないか。
勉強を始めれば、すいすい勉強する。
おまえ、〇陵だろ? そんなに勉強に慣れてないだろ?(スゲー失礼、)
少しは根を上げろよ、頭がパンクしそうとか愚痴を言えよ(ものスゲー失礼、)
などと思って生温かい目で眺めていたが、毎日毎日すいすいすいすい勉強している。
な? アス〇ルガーだろうがサイ〇パスだろうが、身の処し方は学習できるんだよ。
まあそいつがそうだと言っているわけではないがね。

結局そいつは第一志望の東海大学に進学したが、まあ、楽々合格だった。
水族館で働きたい、でも水産学部は基本理系、自分は数学ができない、という論理で数学のない東海大学に決めたという。
しかしなぜか、水産とはまったく関係のない成蹊大学も受けたいと言っていた。そして受験した。
理由は何度か聞いたが、私には理解できなかった。
思うに挑戦? チャレンジ? 的な気持ちだったのではないかと。
それで、実はそいつ、成蹊大学に補欠合格したのだ。
しかしなんだか英語で解答欄間違いかなんかの大ミスをやらかしたらしく、7~8点損したと言っていた。
それがなければ間違いなく合格していたし、それでなくても文部科学省の補助金減らすぞ~以前であれば合格していた。
たしかに、ウチからは舞岡→青山学院大学、南陵→國學院大學、深沢→明治大学などの実績があるからさほど驚かないが、それでも「ヤバいやつ」がするするするするするするっと成蹊にあと一歩まで迫ろうとは。

それにしてもそいつ、この前のブログの話とかぶるが、ぜんぜん感情を表に出さなかった。ヤバい行動も受け答えも一切、無かった。皆無。
もし同じ中学のやつらの話が本当なら、中学では本当に「ヤバいやつ」だったけれども、「ヤバいやつ」のまんまでは何かと損だから、きっと訓練したのだろうと思う。

何かを心に決めたんだろうな。

私にとってはしみじみと趣のある話なのだが、皆さまにとってはいかがなのかしら?



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2018年11月18日日曜日

塾の日常➀


おとなしい子

まあ今の子はおしなべてみなおとなしいが、それでも特におとなしい子はいる。
授業中も自習中もほとんど話さず、あいづちすら「いや」とか「まあ」とか、yesなのかnoなのかもはっきりしない。
まあ、そういう子の中にも実は学校ではっちゃけてるこもいたりするが、学校でもおとなしい子もいる。
まあ、そういう子の中にも実は家でははっちゃけてるこもいたりするが、家ですらおとなしい子もいる。
まあおとなしいと言ってもこのようにまちまちだが、それがいいとか悪いとかは、べつにない。
ただ、おとなしければ目立たず荒波に飲まれず生きて行ける一方、周囲から勘違いされやすく損することもあるのも事実だろう。
その最大の損が、おとなしいと周囲から「感情がない」と思われてしまうことだ。

「感情がない」と思われると、まず、いじめの対象になりやすい。
アス〇だのサイ〇パスだの言われることもある。
なぜそんなことになるのかというと、「感情がない」イコール「傷つかない」と周囲に思われてしまいがちなのだ。
けっしてそんなことはないのに。
おとなしい子や、無理しておとなしくしようとしている子は、この点には注意しよう。
ときには感情をきちんと表に出すことも必要だ。

話は少し逸れるが、私も感情をあまり表に出さないので、ア〇ペだのサイ〇パスだのと面と向かって言われる。
アス〇ルガーもサイ〇パスもべつに感情がないわけではなく、きちんと喜・怒・哀・楽のうち3つくらいは持っている。ちなみに私には「哀」がやや欠けている。
アス〇ルガーもサイ〇パスも、ほかにLDなども、あれは明確な閾値(しきいち=ここからがそうだ、というライン)があるわけでなく、おそらくグラデーションである。
つまりだ、病名など付いても付かなくても、人にはいろいろなタイプが考えられるということだ。
そんでアス〇ルガーもサイ〇パスも、他人の感情が読みにくいだけで、当人の感情が欠落しているわけではない。

話は急転直下するが、問題は、おとなしいかどうかではないのである。
以前にも“パリピとオタクと”でも書いたが、必要な時に適切なコミュニケーションがとれるかどうかが大事なのである。
積極的で外向的な子であっても、相手や場にそぐわない発言ばかり繰り返していれば信用を失う。
しかしおとなしい子であっても、必要な時に必要な発言ができれば、周囲から「しっかりしている」と評価される。

だから、自分の性格や考え方がどうであっても構わない。
いつも周囲に元気を振り撒こうと思っていても、できるだけ目立たないようにしようと思っていても構わない。
だた、場や周囲の状況に応じてどう振る舞うのがいいか?は、日々訓練するのがよい。
ときには失敗もあるだろう。でも、訓練しないでできるようにはならない。

私も日々訓練している。




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