2018年5月18日金曜日

ゲームと親子関係について



ネットで面白い記事を見つけたので紹介します。
私はよく現代文の授業で、
「現代文の文章は、『普通の人が思っている常識は間違ってるよ』という文章だ」
と言っています。
今まで当たり前に思っていたこと、とくに気にもしていなかったことを、「それではいけない」と忠告してくれるのが現代文の文章です。
ゲームにも、それは当てはまったようです。
とくに「親との会話が長い」というのはとても大事だと思います。

(ソース)
「朝日小学生新聞調査」より。引用は部分的。

・「ゲームOK」の子の方が勉強に集中し、親との会話も長い。
・「ゲームOK」の子どものほうが効率よく勉強ができているとも言える。OKの子どもの方が集中力は高い
・勉強と遊びの切り替えにゲームは悪影響をもたらさないことは確かなようだ。
・「ゲームOK」の子どものほうが宿題を計画的にできる。
家族と1日の会話時間を子どもに聞くと、ゲームNGの子の62.5分に対し、OKの子は90.5分と30分近くも長かった。
・親子でゲームをする家庭の子の方が成績が高い傾向があった。
ゲームが勉強に役だったかを子どもに聞くと、約半数(47.5%)が「役に立つことがあった」と答えた。

(ソース)

この記事の面白いところは、まず出所が「朝日小学生新聞」という点です。
いかにも信憑性のありそうで、それでいて教育に関心の深い保護者が関わっていそうですね。

ただ私見ですが、私は別に「ゲーム」でなくてもいいと思うのですよ。
同じ趣味ならなんでもいい。将棋でも、プラモづくりでも、マンガでも。
要は、親子の会話が増えればいいんですよね?

子供が自尊心を持って育つようになるためのよく言われる条件に、「親子における信頼関係」が挙げられます。
私はコレ、すごく重要だと思います。
親子がお互いに信頼を寄せる・・・理想的ですよね。美しいですよね。
ここで言えるのは、ゲームも親子の信頼関係構築の材料の一つではないか、ということなんです。
子供がゲームをやりたいと言う。親はそれに応えてあげる。そして喜びを共有してあげる。
それだけだと思うんです。
子供が「やりたい」ということに難色を示す親と、いっしょに遊んでくれる親と、子供はどちらに信用を寄せるでしょうか?
このあたりは子供の個性や親の状況も関係してきて難しいと思いますが、子供は親に振り向いてほしいもんだと思っています。少なくとも小学生の間くらいはね。

その意味では、子供が「やりたい」と言えば、べつにゲームでなくてもいいと思うんです。

さあ、何でもいいから子どもと一緒に遊びましょう!





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