2021年10月1日金曜日

英語勉強法について その10 英文法について2

英文法をどのように勉強するかについて、具体的にまいりましょう。

まず、5文型から・・・と言いたいところですが、私は個人的に、文型から学習をスタートすることにはいまいちなじめません。

なぜなら、

・英語が嫌いな子は、まさにこの「5文型」が嫌い

・「5文型」を心から理解するためには、「品詞」の定義を覚えなくてはならない。

・英語が嫌いな子は、まさにこの「品詞」が嫌い・・・

と、どこまでも悪循環に陥ることが多いからです。

文型と品詞に関してはきちんとした定義があるのですが、それを覚えるのは結構大変みたいです。

現場の意見としてはですね、英語が嫌いな子(約6割くらいいます)は、「自動詞」と「他動詞」の区別ができるようになるまで何か月も、人によっては何年もかかるのですよ。本当ですよ。

「これは自動詞?他動詞?」って、ことあるごとに聞いているのに、ですよ?

もちろん、英語が好きだったり、ものすごくやる気のある子は「5文型」からでいいんです。

ちゃんとした定義を知ることが喜びである子も、少数ですがいるんですから。

 

また、「文の種類」からスタートするのもいまいちです。

中学で英語が得意だった子なら「文の種類」からでいいのですが、「文の種類」という単元は中学3年間で習う文法がすべて、いっきに出現しますから、中学時代につまずいた子に「文の種類」を一気呵成に浴びせても、そりゃあ嫌になるでしょう。

中でも「間接疑問文」は鬼門です。品詞が関り、高校生になると「間接疑問文」ではなく「名詞節」として理解しなければならなくなるからです。

 

ではどうするか。

「時制」から入ります。

「時制」は最初、非常にシンプルに教えることができます。

そして必要な知識も最初は非常に少ないので、生徒は「できた」ような気分になれます。

 

というわけで機会があれば、例文や例題を交えてお話しできればと思います。

 

 

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