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日本史マンガの続きです。
やはり日本史のマンガは多いですね。
個人的な感想になるのですが、私は歴史といっても、庶民の暮らしを内容とする本が好きなんです。私自身が庶民ですから。雲の上のような偉い人の人生より、その時代時代で庶民がどんな暮らしをしていたか、どんなことを考え、どんなことが嬉しく、どんなことが悲しかったかえお知りたいんです。結果、「なんだ、現代人と変わらないじゃん」と思えることが好きというか。旧石器時代の人類でさえ、私たち現代人と同じ人間だということを確認したいのです。
私たちの直接の祖先は、明治も江戸も、弥生も生きていました。それは絶対なんです。今ある命は、人類が誕生したその時から受け継がれてきました。だから今、私たちがいます。
そんな考えで選んでいます。
「そば屋幻庵」コミックス第1巻 |
話自体はよくある?感じで、青臭い部分もありますが、ディテールは江戸をしっかり感じさせます。
・壬生義士伝(幕末)
「壬生義士伝」コミックス第1巻 |
・天の血脈(明治・古墳)
「天の血脈」コミックス第1巻 |
前回紹介した「ナムジ」と同じく、安彦良和の作品です。日露戦争前夜の日本と満州と韓国、そして古墳時代の日本と朝鮮を結びます。
・はいからさんが通る(大正)
大正時代の女学生が主人公。古い作品ですが、時代背景はものすごくわかります。映画もあります。
・アルキメデスの大戦(日中戦争~第二次大戦)未完
「アルキメデスの大戦」コミックス第1巻 |
有名な?「ドラゴン桜」作者、三田紀房による作品です。天才数学者が当時の日本を「科学」します。時代背景がものすごくわかります。既刊28巻でまだ連載中です。
・風太郎不戦日記(第二次大戦)
・この世界の片隅に(第二次大戦)
・火垂るの墓(第二次大戦)アニメ・小説
第二次大戦中のできごとを、完全に庶民の目線で描いた作品。エライ人は出てきません。その分、感情移入できます。「この世界の片隅に」「火垂るの墓」のアニメはいいですよ。
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続きです。
ところで、今日は英検2次ですね。
ところで、外人には虫の声が聞こえないそうですね。
リンリン・・・という秋の虫の声が聞こえるのは、世界でも日本人とポリネシア人だけだそう。
日本人は「英語脳」をわざわざ作る必要があるのです。
さて、今回は定番、日本史マンガについてです。
日本史は学習マンガもたくさん出ていますが、個人的には面白いと思うのが見当たりません。学習漫画は感情移入できないんです。
やはり、人間味にあふれていて、読み物として読めるものがいいですな。
<古代>
・ナムジ(弥生)全4巻ガンダムで有名な安彦良和の作品です。シリーズ物で、続編もあります(「神武」「ヤマトタケル」「蚤の王」など)。論争の多い国生みの時代を、民俗的資料に基づきつつ(これ重要!)、独特の解釈で描いています。第三者的な視点ではなく、登場人物があくまでも人間として描かれていて、ああ、その時代の人も現代人と同じか、それ以上に必死に生きてきたのだなと思わせてくれます。
・応天の門(平安)全15巻(未完)
在原業平と菅原道真が事件を解決していくスタイルで描かれています。背景には藤原氏を中心とする貴族たちの争いがあり、平安という時代をイメージできると思います。
・あさきゆめみし(平安)全10巻
とても有名な、源氏物語の漫画化版。原作に忠実ですが、ギャグも涙もあります。早稲田など難関大学では源氏物語のストーリーを知らないと解答できない問題も出るので、早稲田受験生は必読。できれば高2までに読みたいですね。また個人的には、和歌の解釈の訓練のためにも、とってもとっても、すごくすんごくいい本だと思います。
<中世>
・ジパング 深蒼海流(鎌倉)全23巻
源平の争いを詳しく描いた作品。史実に忠実で、かつ、人間味にあふれています。源頼朝がサ○コっぽいと感じるのは私だけでしょうか。
・新九郎、奔る!(室町)全10巻(未完)
数少ない室町時代のマンガ。応仁の乱を詳しく、詳しく描いた作品。人物関係や時代背景は複雑で、マンガなのに何度も読み返したりします。
・信長協奏曲(戦国)全22巻(未完)
戦国時代を描いた作品としては有名?かもしれません。タイムスリップものでもあります。マイルドで小学生でも抵抗なく読めそうな。
・センゴク(戦国)全15巻・シリーズ全72巻
©「センゴク権兵衛」コミックス第16巻 |
斎藤家、信長、秀吉、そして徳川家に仕えた小大名・仙石権兵衛秀久の半生を描いた作品。全シリーズを含めると72巻にもなる大長編(シリーズに「センゴク天正記」「センゴク 一統記」「センゴク権兵衛」があります)。ついこの間、やっと完結しました。失敗と成功を繰り返した男の生きざまから、何らかの教訓が得られるかもしれません。どのシーンも決して美化されておらず、リアルです。戦国時代だからといって命を粗末にしたわけではないこともわかります。
では、今回はこのへんで。
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