2023年4月2日日曜日

合格実績に寄せて 受験生応援

合格実績に寄せて、ウチの塾の特徴など。

私たちの特徴を一言でいえば、「ランクアップ」だと思うに至りました。

これまでずっと、「ウチの特徴ってなんだろなー」って、そう、ずっと考えていたんです。

「ランク」っていう言い方も嫌だったのかもしれません。

「ジャンプアップ」のほうがいいような。

でも、中学の成績によって高校は「ランク」分けされるし、

通っている高校から入れる妥当な大学の「ランク」も存在します。

ゲームにも「ランク」はありますしねえ。

「カースト」のほうが嫌な言葉ですよ。階層が固定されている感じがして。

「ランク」は移動するじゃないですか。


具体的にどんなランクアップがあったかというと・・・

深沢高校→明治大学

永谷高校→駒澤大学

南陵高校→青山学院大学

南陵高校→駒澤大学

南陵高校→國學院大學

南陵高校→法政大学

舞丘高校→青山学院大学

横須賀学院高校→学習院大学

鎌倉高校→慶應義塾大学

市立金沢高校→慶應義塾大学

鎌倉学園高校→慶應義塾大学

栄高校→横浜国立大学

合格体験記も載せていますよー。

こうして見てみると、慶應に入学した子たちも「合格して当たり前の高校」ではないでしょう?

青山学院や明治や法政に入った子たちなんて、高校の偏差値は50くらいですよ?

それが偏差値60を超える大学に入る。ドリームですよね?

あ、中学生も成績が上がるのなんて当たり前です。


でも、なんでだろ?って考えたときに、わからないんですよ。子どもたちが伸びる理由が。

別に特別なメソッドがあるわけじゃない。

でもこの前、合格した子に言われたらしい(また聞き)のが、「作戦」がすごいのだそうです。

たとえば、英語が苦手ならまず英検2級を取れと。

そして漢字をやれと。

現代文なんか本文が読めなくても、テクニックと語句で点が取れると。

それらが当たったと言うんです。

徹底的な基礎練習。でも一人じゃできない。塾にいればできる。

そういうことらしいです。

MARCHだから、早慶だから、国立だから難しいことをしなくちゃいけない?

違うんです。

誰もができる当たり前の問題を、瞬時に正確にできることが最も大切なんです。

速読? 何それ? ですよ。


もちろん、一人一人に、いろんな壁があります。

それを打ち破れる子もいれば、残念ながら破れない子もいます。

でも、打ち破れる子はほんの少しじゃない。けっこういます。いや、かなりいます。

自分の心の中に作ってしまった壁は、自分で壊せるんです。

来年の受験生、そしてそのさらに先の受験生、がんばれ。


ご意見・ご連絡は・・・

yokohamatotal@gmail.com

へおねがいします。

2023年3月12日日曜日

過去11年間の大学合格実績2023

過去11年間の大学受験合格実績をお知らせします。

ご参考になればと思います。

50音順)

青山学院大学14  亜細亜大学1  桜美林大学1  学習院大学3

神奈川大学7  関東学院大学2  京都美術工芸大学1  杏林大学1

慶應義塾大学5  國學院大學5  国際基督教大学1  駒沢大学7

相模女子大学2  芝浦工業大学3  城西国際大学1  上智大学3

昭和女子大学4  成蹊大学1  成城大学3  専修大学11

中央大学5  帝京平成大学1  東海大学5  東京家政大学1

東京家政学院大学1  東京理科大学7  東京都市大学2

東洋英和女学院大学1  日本大学3  法政大学11   ()保健福祉大学1

明治大学7  明治学院大学5  明星大学1  ()山口大学1

()横浜市立大学2  ()横浜国立大学1  立教大学3

早稲田大学4

 

ちなみに、出身高校はこちらです。

(神奈川県立:50音順)

大船高校 鎌倉高校 上矢部高校 逗子開成高校 茅ヶ崎北陵高校

鶴見高校  永谷高校 柏陽高校 深沢高校 舞岡高校 横須賀高校

横浜栄高校  横浜立野高校 横浜南陵高校

(横浜市立:50音順)

金沢高校 戸塚高校 横浜サイエンスフロンティア高校 南高校

(私立:50音順)

北鎌倉女子学園高校 鎌倉学園高校 鎌倉女学院高校 関東学院高校

関東学院六浦高校 鵠沼高校  湘南学園高校 湘南工科大付属高校 

星槎国際高校 山手学院高校 横須賀学院高校 横浜高校 

横浜共立女子高校 横浜創英高校

 

ご意見・ご連絡は・・・

yokohamatotal@gmail.com

へおねがいします。

2023年高校進学実績

こんにちは。

今年も高校受験の結果が出ました。

タイトルには“2023年高校進学実績”と謳いつつ、

過去11年間の高校“進学”実績をお伝えします。

*高校受験は人物特定防止のため、11年間の合計のみをお知らせしています。

(50音順)

大船高校2名                      金井高校1名                   神奈川工業高校1名

鎌倉高校1名                     市立金沢高校1名           上矢部高校2名

北鎌倉女子学園高校2名   鵠沼高校3名                  湘南工科大付属高校1名

新栄高校1名                     相洋高校1名                    市立戸塚高校1名

永谷高校1名                     柏陽高校2名     氷取沢高校3名

舞岡高校1名                     明治学院高校1名   山手学院高校1名

横須賀学院高校2名         横浜桜陽高校1名

市立横浜サイエンスフロンティア高校2名               市立横浜商業高校1名

横浜栄高校1名                横浜創英高校1名            横浜創学館高校1名

横浜南陵高校3名              横浜隼人高校1名

横浜桜陽高校1名


ご意見・ご連絡は・・・

yokohamatotal@gmail.com

へおねがいします。

2023年3月10日金曜日

大学入試2023合格速報

2023年度大学入試について

310日時点での合格大学をお知らせします。

駒沢大学 6

亜細亜大学 1

昭和女子大学 1

専修大学 4

青山学院大学 2

法政大学 1

東京都市大学 1


今年は全員現役。

特定の大学にかたまったみたいに見えますが、偶然です。

みんなおめでとう。

大学生活を楽しんでくれ。

 

ご意見・ご連絡は・・・

yokohamatotal@gmail.com

へおねがいします。

2023年2月26日日曜日

「今日の一文」その4

さて、シリーズ「今日の一文」第4回です。

過去問や問題集を解いていて、お!? と思ったものをご紹介します。

大学入試の英語・現代文・小論文では、著者や大学の先生の考え方を知ることがとても有効です。

入試問題は、大学が受験生に向けたメッセージでもあるのです。

 

今日の一文は、MARCHのどこかの英語より(どこの入試問題かは忘れました・・・)

Just dim the lights, sit back, and enjoy 10 minutes of quiet contemplation, and you'll find that your memory of the facts you have just learned is far better than if you had attempted to use that moment more productively.

(明かりを暗くして、座って10 分間、静かに瞑想するだけで、時間をより生産的に使おうとした場合よりも、学んだばかりの事柄の記憶がはるかに向上していることがわかるでしょう。)

 

元ネタを探したら、BBC Futureというイギリスのテレビのサイトでした。

(https://www.bbc.com/future/article/20180208-an-effortless-way-to-strengthen-your-memory)

さて、記憶をするためにはとにかく詰め込み!と思っている人は多いと思います。

塾でも、見ていると休憩しないでぶっ続けで勉強している子や、休憩のたびにスマホを見ている子もいます。

しかし、そのどちらも良くない! みたいですね。

勉強がひと段落したら、10分間何もしないのがいいようです。

たしかに、勉強した直後にスマホを見た瞬間、それまでに勉強したことはふっ飛んでいく気がしませんか?

私は他でも同じような記事を読んだことがあるので、信ぴょう性はあるのではないでしょうか。

たとえ信ぴょう性が薄かったり、個人差があったりしても、まずは試してみる価値はある方法かと思います。

このように、受験勉強をしながら役に立つ雑学も仕入れるとお得。一石二鳥ですね。

 

 

2023年2月21日火曜日

「今日の一文」その3

シリーズ「今日の一文」第3回です。

過去問や問題集を解いていて、お!? と思ったものをご紹介します。

大学入試の英語・現代文・小論文では、著者や大学の先生の考え方を知ることがとても有効です。

入試問題は、大学が受験生に向けたメッセージでもあるのです。

 

今日の一文は、慶應義塾大学商学部2022年英語より。

Good writing gets dopamine flowing in the area of the brain known as the reward circuit.

(良い文章を書くと、報酬回路として知られる脳の領域にドーパミンが流れます。)

 

さて、ドーパミンといえばギャンブルですね(個人の感想です)。

なんと! 文章を書くことが、ギャンブルをしているときと同じだと言うのです!

なるほど、命を削って小説を書いた文豪が多いのも、ツイッター廃人になる人がいるのも、これで納得ですね。

とえいえ、ドーパミンは、なにも中毒にさせるだけの物質ではありません。

音楽を聴いたり、ジョギングしているときにも出ます。

要は、ドーパミンが出ているときって「気分がいい」のです。

さらに、ドーパミンは勉強に対するやる気と集中力アップに決定的な役割を演じてくれます。

ただし、英文で気になるのは「よい」文章、ってとこですよね?

うん、きっとこれは、自己満足でいいじゃないでしょうか。

例えば悲しいとき、困ったときなどに、そのことを書き出してみる、っていう方法があります。

だから、どんどん書いたらいいんですよ、何でも。

2023年2月14日火曜日

「今日の一文」その2

さて、シリーズ「今日の一文」第2回です。

過去問や問題集を解いていて、お!? と思ったものをご紹介します。

大学入試の英語・現代文・小論文では、著者や大学の先生の考え方を知ることがとても有効です。

入試問題は、大学が受験生に向けたメッセージでもあるのです。

 

今日の一文は、早稲田大学商学部2006年国語(現代文)より。

「統合というものがその原理からして排除を、総合されざる存在を生み出している」

「どんな統合、どんな一体感も、それがどれほど開かれていようとも、つねになにものかを排除することなしには成立しない」

筆者は、フランスがサッカーワールドカップで優勝した際の空気を、「この国で統合を味わうことができてありがとう」という新聞記事を引用して表現している。

しかし一方で、「どこにも行き場がなく」「ひっそりと暮らしている」人々がいることに言及する。

フランスは統合のために、サンクチュアリである教会にまで踏み込んで、行き場のない人たちを「排除」したのだった。


このことは別に、フランスに限ったことではない。

日本だって、見えないだけで、ある一定の枠の中に入りきらない人のことは考慮されない。

国家のような大げさな話でなくても。

例えば横断歩道が青になっている時間。

あれは普通の人が渡り切れるように時間が設定されていて、ということは足の悪い人などは「排除」されていると言える。
大学受験では、国家は悪なんです。

 

あと、私の黒歴史ですが、思い出すだけで嫌なのは中学校や高校で行事のときなんかに言われる「団結!!」ですね。

あれは何だったのかと。

団結したい奴はいい。団結すればいい。けど団結したくない奴(私)まで無理やり団結させようとするのはなんでだ、と。

リーダーには申し訳ないけれど、団結させようとすればするほど、私は嫌になるわけですよ。完璧に団結したいのなら、リーダーは団結したくない奴を排除するしかないんですよ。

つまり、団結はその性質からして必然的に、その内部と外部を作るわけですよ。

 

大学受験の出題者や本を書くような人は、こういうパラドクスが大好きなんです。

そして、世の中全体を見渡して、大多数の人が考慮しない、システムから排除された人々をあぶりだしていきます。

例えば、虐待された子どもたちの「教育の機会均等」

その子たちが、愛情を受けて育てられた子どもと同じスタートラインに立てるとでも?

といった具合に、大学受験では社会の闇にもスポットが当てられます。

中学の国語がお花畑なのとは対照的ですね。真逆です。

大学受験の現代文・小論文をできるようになりたければ、中学の国語の考え方は捨て去るのです。きれいごとはダメ。言わない。

大学受験の現代文・小論文では、多数意見は否定されます。

大学受験の現代文・小論文では、心にドロドロの闇を持つ人間が強いのです。

 

というわけで、少し重くなってしまいましたが、第2回でした。

そして今日も「一文」ではなく「二文」でした・・・

2023年2月10日金曜日

「今日の一文」その1

3たちが旅立ちました。

私たち塾にとってはもう何度目の春・・・ですが、一人一人と過ごした時間は一生に一度きりの出来事です。

悔いのない受験をしてきてほしいと願うばかりです。

 

さて、新シリーズ「今日の一文」です。

過去問や問題集を解いていて、お!? と思ったものをご紹介します。

大学入試の英語・現代文・小論文では、著者や大学の先生の考え方を知ることがとても有効です。

入試問題は、大学が受験生に向けたメッセージでもあるのです。

 

今日の一文は、慶應義塾大学文学部2022年英語より。

Today's cult of convenience fails to acknowledge that difficulty is a constitutive feature of human experience

(今日の便利カルトのせいで、困難さが人の経験の重要な構成要素であることを認識することができません。)

筆者は、便利さの功績、便利さのおかげで昔は貴族しか楽しめなかった自由や教養が万人のものになったことを述べたうえで、「不便さ」の有用性を語ります。

They(=Inconvenient activities) expose us to the risk of frustration and failure, but they also can teach us something about the world and our place in it.

(不便な活動は私たちをイライラや失敗のリスクにさらしますが、同時に、この世界のこと、そしてこの世界での私たちの立ち位置について教えてくれます。)

 

DIYなど自らすすんで苦労を買う趣味や、スポーツ、勉強・・・。

ツールがどれだけ便利になったとしても、上達には経験が必要で、絶対に時間がかかる、つまり「不便なこと」が存在します。

勉強だってスポーツだって、たとえできなくても、生きていくだけなら何も困りません。

ただ、やったからこそ見えてくる世界があるんですね。

私はよく、受験の終わった受験生に、「勉強してよかったか?」と聞きます。

誰一人として、「勉強なんかするんじゃなかった」という子はいません。

繰り返しますが、勉強なんかしなくたって、今の日本、生きていくのに困りません。

大学の偏差値なんて、生涯賃金には微々たる影響しかありません。

それでもなお、不便さを選んだ人には、その人だけに見えてくる世界があるのですね。

 

ちょっとお花畑みたいな話になってしまいましたが、ま、たまには、ね。

あ、「一文」じゃなくて「二文」になってた・・・