2015年10月21日水曜日

特色検査について④

柏陽高校平成27年度特色検査のつづきです。
前回までに問1~問4までを云々してきました。
今日は問5。特色検査の独断解説・専行解読の最後です。

問5は英語の問題。
いいかげん飽・・・いえ、長くなってしまったので、ここはポイントだけお伝えします。
ここは柏陽の特色検査の中で最もフツーな、おそらく最も点が取りやすい問題でしょう。
ただし、英語が得意であれば、です。
基準としては、英検3級で、リスニングを除いて90%程度の得点力を持ち、さらに神奈川県の独自問題・東京都の自校作成校の問題・国立大学附属校の問題を数多く(ほぼ満点が取れるまで)解いて鍛えれば、ここでもほぼ満点が取れると思われます。
中3の場合、英検準2級や難関私立高校の問題を解くのもいいのですが、それらは中3のカリキュラムを逸脱している場合があるので、混乱を招く恐れがあります。
また、英検準2級や難関私立高校の問題では100点ではなく6070点でよいので、100点を目指す県立高校の問題とは、質も取り組み方も異なります。

前置きが長くなりました。
で、どのくらいのレベルかというと、やはり具体例を載せたほうが良いと思いますので、一部を引用します。

(一部引用始め)
The idea came from a trip Ethan took with his father ― who 
repairs water wells in poor African villages ― to Mozambique when he was ten years old.

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Interviewer: Was it easy for you to convince companies and people to raise money?
Ethan: It was interesting because the first phone call I made was to a soccer shop inTennessee.
 repairs water wells : 井戸を修理する  convince to : ~に気づか
   せて…させる  Tennessee : テネシー(アメリカ合衆国南東部の州)
(一部引用終わり)

と、こんな感じの文章です。やや難しめの箇所を引用させていただきました。
決して中学英語を逸脱しているわけではありませんが、関係代名詞(省略を含む)が多用されていたり、ハイフォンでの挿入が使われていたり、ひとつの文がやや長かったりと、県入試の英語だけでは不安なレベルです。
問題も、英作文・英数字を書かせる・内容一致・空所補充と多様で、数もあるので配点も少なからずありそうです。
英文の量も少なくはなく、読んだり解いたりのスピードが遅いと、時間面での不安もあります。
そう考えると、最も有効な対策は、県入試より少しだけ難しい問題を、時間内に満点近く取れるまで解いて鍛えるのがよいと思われます。
英検準2級や難関私立高の問題だと、ちょっとやりすぎに思われます。が、難しい問題を解いていれば特色検査が易しく感じられるというメリットもあるので、英検準2級や難関私立高の問題を解くことも悪くはないと思います。

問2~問4までと異なるのは、狙えば満点が狙えると思われるからです。
問2~問4までは、満点が難しい、むしろ狙ってはいけないという質の問題だったのに対し、問5の英語は、がんばれば満点が取れると思われます。
柏陽受験生ならば、英検準2や2級を狙った子も多いでしょう。
そのエネルギーを、
・神奈川県の独自問題
・東京都の自校作成校の問題
・国立大学附属校の問題
を解くことに投じれば、問5の満点は夢でもなんでもないと思うのは私だけなんでしょうかねえ?


さて、これで特色検査の云々は終わりとさせていただきますが、わずかでもお役に立てたでしょうか。
もし誤った情報や解法・解答がございましたらご容赦ください。
それでは、失礼いたしました。


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へおねがいします。 

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