いきなりですが、関係代名詞が苦手、という人は結構多いのではないでしょうか。
いきなりですが、その原因は、たいてい、簡単な英作文ができないことが原因です。
なぜなら、関係代名詞の文は、二つの完全な文がくっついているだけだからです。
これは、関係代名詞の大原則です。
この大原則を疎かにしていたら、永遠に関係代名詞の完全理解はあり得ないのです。
二つの完全な文がある、という大原則があるからには、その一つ一つの文を完全に作れなければ、関係代名詞を含んだ文を正しく作れない、ということになります。
まずは、関係代名詞の大原則について、例文で見ていきましょう。
次の二つの文を、関係代名詞を使って一つの文にしなさい。
1,I have a friend. He lives in Paris.
まあ、これくらいならすらっとできる人が多いでしょう。
手順としては次のようになります。
①前の文と後ろの文で、同じ単語に_をひく。
I have a friend.
He lives in Paris.
②後ろの文の_の単語を関係代名詞に変える。
I have a friend. who lives in Paris.
③_の単語と単語を隣どうしにする。
I have a friend who lives in Paris.
出来上がりです。
このとき、前の文の_の単語を「先行詞」と呼びます。
「先行詞」と「関係代名詞」はまったく同じ単語です。
和訳も、前々回の記事「その1」のやり方でできます。
簡単に復習すると、動詞の前までを「は」と訳したら、あとは後ろから単語をつなげる、でしたね?
「私は、パリに住んでいる友達を持っている。」
※関係代名詞自体は訳さないのがコツです。
ほんの少し複雑にしましょう。
2,This is a poem. I wrote it five years ago.
手順通りにやってみましょう。
①前の文と後ろの文で、同じ単語に_をひく。
This is a poem. I wrote it five years ago.
②後ろの文の_の単語を関係代名詞に変える。
This is a poem. I wrote which five years ago.
③_の単語と単語を隣どうしにする。
This is a poem
which I wrote five years ago.
出来上がりです。
「これは、5年前に私が書いたポエムです。」
ここで意識してほしいのは、
「関係代名詞を含むSVの部分と、関係代名詞のないSVの部分は、それぞれ完全な文である」
ということです。
そしてそれぞれのSVのまとまり(=節)は、非常に簡単な、中1や中2で習う英文です。
ですから、関係詞が苦手だという人は、まず、中1中2の英作文が間違えずにできるのかどうか、という点をチェックすべきなのです。
よくある間違いの例:
! I have friend who live in Paris.
! This is poem which I wrote it five years
ago.
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