2021年8月9日月曜日

英語勉強法について その4 簡単な英作文と関係代名詞

いきなりですが、関係代名詞が苦手、という人は結構多いのではないでしょうか。

いきなりですが、その原因は、たいてい、簡単な英作文ができないことが原因です。

なぜなら、関係代名詞の文は、二つの完全な文がくっついているだけだからです。

これは、関係代名詞の大原則です。

この大原則を疎かにしていたら、永遠に関係代名詞の完全理解はあり得ないのです。

二つの完全な文がある、という大原則があるからには、その一つ一つの文を完全に作れなければ、関係代名詞を含んだ文を正しく作れない、ということになります。

 

まずは、関係代名詞の大原則について、例文で見ていきましょう。

次の二つの文を、関係代名詞を使って一つの文にしなさい。

1,I have a friend.  He lives in Paris.

まあ、これくらいならすらっとできる人が多いでしょう。

手順としては次のようになります。

①前の文と後ろの文で、同じ単語に_をひく。

I have a friend.  He lives in Paris.

②後ろの文の_の単語を関係代名詞に変える。

I have a friend.  who lives in Paris.

③_の単語と単語を隣どうしにする。

I have a friend who lives in Paris.

出来上がりです。

このとき、前の文の_の単語を「先行詞」と呼びます。

「先行詞」と「関係代名詞」はまったく同じ単語です。

和訳も、前々回の記事「その1」のやり方でできます。

簡単に復習すると、動詞の前までを「は」と訳したら、あとは後ろから単語をつなげる、でしたね?

「私は、パリに住んでいる友達を持っている。」

※関係代名詞自体は訳さないのがコツです。

 

ほんの少し複雑にしましょう。

2,This is a poem.  I wrote it five years ago.

手順通りにやってみましょう。

①前の文と後ろの文で、同じ単語に_をひく。

This is a poem.  I wrote it five years ago.

②後ろの文の_の単語を関係代名詞に変える。

This is a poem.  I wrote which five years ago.

③_の単語と単語を隣どうしにする。

This is a poem which I wrote five years ago.

出来上がりです。

「これは、5年前に私が書いたポエムです。」

 

ここで意識してほしいのは、

「関係代名詞を含むSVの部分と、関係代名詞のないSVの部分は、それぞれ完全な文である」

ということです。

そしてそれぞれのSVのまとまり(=節)は、非常に簡単な、中1や中2で習う英文です。

ですから、関係詞が苦手だという人は、まず、中1中2の英作文が間違えずにできるのかどうか、という点をチェックすべきなのです。

 

よくある間違いの例:

! I have friend who live in Paris.

! This is poem which I wrote it five years ago.


 

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