2021年7月4日日曜日

英語勉強法について 前書き 100万通りの勉強法


前々回、ウチの卒業生たちのTOEICスコアを自慢させていただいた。

大学入学後に初めて受けたTOEICで、一人は955、一人は785、もう一人は705であった。

955を取ったヤロウは留学したりしていてちょっと別格だが、785705を取った両名はともに、大学入学後とくに英語の勉強はしていない。

つまり何が言いたいかというと、大学受験で英語の勉強をきちんとしていれば、とくに対策をしなくても、TOEIC700を超えることができるということである。

単語熟語と文法しかやらなかったYというヤツでさえ、570を取った。

ちなみに、大学生の平均スコアは450くらいである。

 

で、こいつらは大学受験時に何をしていたかというと、実にあらゆることをしていた。

単語帳を毎日毎日眺め、文法問題を5冊も6冊も解き、音読し、CDを聞き、英文解釈の短文を精読し、過去問で長文を大量に読んだ。

ん? こうして書いてみると、何も特別なことはしていない・・・。

 

うん、そう、ただ、私が「ネイティブ感覚」というのを隣でしつこく言った。

「ネイティブは(たぶん)そういう言い方はしない」

「その英語を読んだら、ネイティブは(きっと)こういうふうに感じて誤解を生む」

「ネイティブにとって自然な英語は(おそらく)こうだ」

など。ちなみに私も自信はない。伊藤和夫先生や、鳥飼玖美子先生や、大西泰斗先生の受け売りである。

たとえば、

“I am a Japanese.”

と英語ネイティブに言ったら、相手は前につんのめるよ、

“A Japanese what?”

とか言われるよ、てな話をしていました。

 

ここで。

私は今まで、どこかで

「私なんぞが英語を教えていいものか?」

という気持ちがありました。

だってたいしてできないし。

訛ってるし。

日本人全体の順位からしたら、私の英語力なんて2000000位くらいじゃないのかしら。

いや、もっともっと低いかも。こわいわー。

ではなぜ私の下で、多少なりとも英語が伸びるのか?と考えたときに、生徒個人の努力を除けば、私にも特性があることに思い至りました。

私は、自分の考え方を押し付けるでもなく、理想を語るでもなく、あらゆる勉強法を認めている、と自覚しました。

 

英語には、100万人の人がいれば100万通りの学習法が存在すると言われています。

例えば、世の中には音読による学習を勧める人がたくさんいますが、

https://ceburyugaku.jp/131891/「107人に聞く私の独学英語勉強法!人気学習法はこれ」)
 
 と、「声に出す」はわずか17%なんです。

これを、「いや、英語は声に出さなきゃだめだ!」と言って否定することもできましょう。

しかし、声に出すのが嫌な人にそれを強制して、果たして効果があるのか? とも思いますし、じゃあ耳が聞こえない人は英語がマスターできないのか? という反論もできます。

耳が聞こえなくたって、外国語ができる人はたくさんいますよね?

世の中には、自分の英語に自信があり、自分がしてきた勉強法が最善の方法で、それ以外認めない人がたくさんいる気がします。 


そういうわけで、私の特性は

「いろいろな勉強法を知っていて、それを伝えることができるが、強制はしない」

というところに落ち着きました。

そういうわけで、もっと具体的に、英語の勉強法について、ざっくばらんにお伝えする(つもり)です。



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yokohamatotal@gmail.com

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