2012年12月23日日曜日

勉強法の常識を疑うその5~現代文・国語の常識と真実1


現代文の攻略法については、ネットを見ても本を読んでも「読解力」に焦点が絞られているようだ。
ところが私は、前々から提言しているのだが、どうしてもそうは思えない。

私は現役の受験生時代から、テキストの本文解説や本文要約などは読み飛ばしていた。
ひたすら、選択肢の消去や抜き出し箇所の発見の方法を探求していた。
塾を開いてからもその方針は変わっていない。
それが生徒のためになっているという自信も、データも私は持っている。
問題文なんか理解しなくても、偏差値30台の生徒が、上智の現代文であっという間に7割を取れるようになった。
すべてはテクニックである。
そして、現代文のテクニックは非常に少なく、10日もあれば身に付けることが可能だ。

ところが、テクニックのみで解くというと、「読解力が身につかないじゃないか」と批判する人が必ずおられる。
たしかにその通りかもしれないが、読解力はテクニックを身につけたあとで、余裕があれば磨けばいいのでは?
普通の生徒なら、テクニックを身に付けたら他の科目、つまり英語や数学や理社をやりたがるけどね。
そう考えると、「読解力」を身に付けさせたいなんて言うこと自体、国語を教える側のエゴではないか。もしそうなら反省してもらいたい。
生徒が読解力を望んでいるならいい。
しかし、生徒が点数アップであり偏差値アップであり、その先にある合格を望んでいるならば、読解力は押し付けの勉強になってしまう。
現代文より配点の高い科目を、点数的に伸びしろがある科目を、より勉強したいと思うのは人情だ。
生徒のためを思うなら、「読解力を磨くくらいなら先に英数理社をやれ」というべきではないのだろうか。人間として。

お金を払って通ってくれている生徒がいる以上、ここで私の持つテクニックをすべて公開することはできない。
しかし、読解力を身に付けようとして現代文で苦しむのはもうやめてほしい。
そのためのヒントはちりばめたいと思う。

さしあたって、弊塾の元生徒であり現アシスタント講師、慶應大学経済学部2011年度合格イケメンの言葉を引用させていただく。

「問題文なんて数式にしか見えなくなった。そうなったとき、偏差値が70を超えて安定した。」

だって。


つづく






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