勉強の根底にあるもの
それは早期教育でも規則正しい生活でもなく、ただただ、エネルギーにあると思われる。
シリーズ「勉強の根底にあるもの」
第三弾の今回は、雑学知識について、T〇D風に紹介します。
みなさん、「全国高校生クイズ選手権」ってご存知ですか?
これって、毎年夏に行われている、2018年で第38回にもなる、超人気テレビ番組なんです。
今年は、私の地元神奈川からは、我らが?横浜サイエンスフロンティアと聖光学院が出場しました。
録画予約をし損ねて、結果は知らないんですけどねww
さて話を「高校生ウルトラクイズ」に戻しましょう。
あ、正式には「全国高校生クイズ選手権」ですよ。
でも私の青春時代には、大人版の「アメリカ横断ウルトラクイズ」が人気を博していましてね、「全国高校生クイズ選手権」はそのスピンオフ的存在なんですよ。
とにかく内容がよく似ているんです。
スローガンも同じ。
だったかな?w
私の記憶に間違いがなければ、それは「知力・体力・時の運」です。
問題も難しい。
世界史や美術に関する問題なんか、私には1つもわかりませんw
ところが日本の優秀な高校生たちは、問題がぜんぶ読み上げられる前に解答し、さらに「体力」ゾーンにダッシュしていくんです。
それは大人版と同じ。痛快です。
大人版と違いがあるとすれば、大人版はアメリカ大陸を横断しながらニューヨークを目指すのに対し・・・ああ、ここで福留さんの「ニューヨークにいきたいかあ!?」を思い出しました・・・「高校生ウルトラクイズ」はアメリカ大陸そのものが目的地である点。
この点は、教育的見地からも予算からも納得できます。
また、大人版は個人で出場、高校生版は同じ高校の3人一組で、高校名で出場します。
このへんが甲子園っぽくて、慕情をそそりますな。
さ、「全国高校生クイズ選手権」についてみなさんにイメージを作っていただいたところで、その優勝校の名前をざっと、本当にさっとご覧ください。
テロップは長いですから、画面酔いしない程度に見てくださいねw
(大画面テロップ)
第1回 山形県立山形南高校64
第2回 宮城県第一女子高校68
第3回 東京都立江戸川高校57
第4回 岐阜県立加納高校66
第5回 宮城県仙台第二高校71
第6回 私立東大寺学園高校77
第7回 山形県立山形東高校68
第8回 静岡県立静岡高校71
第9回 栃木県立宇都宮高校71
第10回 北海道札幌西高校71
第11回 福井県立高志高校65
第12回 茨城県立水戸第一高校71
第13回 私立ラ・サール高校(鹿児島)76
第14回 栃木県立石橋高校65
第15回 鳥取県立米子東高校68
第16回 愛媛県立西条高校57
第17回 青森県立弘前高校68
第18回 国立筑波大学附属駒場高校(東京)78
第19回 北海道札幌南高校71
第20回 三重県立川越高校64
第21回 山口県立宇部高校67
第22回 北海道旭川東高校66
第23回 私立栄光学園高校(神奈川)72
第24回 岐阜県立岐阜高校71
第25回 埼玉県立浦和高校72
第26回 埼玉県立浦和高校72
第27回 私立ラ・サール高校(鹿児島)76
第28回 私立東海高校(愛知)75
第29回 私立東大寺学園高校(奈良)77
第30回 私立開成高校(東京)78
第31回 私立開成高校(東京)78
第32回 私立開成高校(東京)78
第33回 私立慶應義塾高校(神奈川)75
第34回 京都府立洛北高校61
第35回 埼玉県立浦和高校72
第36回 私立灘高校(兵庫)79
第37回 私立桜丘高校(三重)42
はい、横っちょに偏差値もつけてみました。
下衆ですねww
どうですか。この偏差値。
高いですねえ。
こんなに高い偏差値の高校生が何やってんだ! 勉強しろ!!
って言いたくなりません?
私も正直、そう思いますw
突然ですがみなさん、人間ひとりひとりに、勉強のキャパシティってあると思いますか?
ここでいう「勉強のキャパ」は、「もうこれ以上できない。もう覚えられない」という「量的」限界、と定義しましょう。
・・・あるような気がしますよねえ?w
「もう無理! 覚えらんない!!」
とか
「後ろの方覚えると、前の方忘れちゃってる!」
とか。
誰もが経験し、一度は弱音を吐いたことがあるセリフだと、私は思うんですが。
あと、英語の成績が上がったけど他が下がってトータルプラマイゼロ、とか。
こうなると、
「俺ってこのあたりが限界なんだなあ・・・」
なんて思ってしまいますよね。
ところが、医学はそれを許してはくれませんでした!
ミズーリ大学の認知心理学者であるネルソン・コーワン氏によれば、
「記憶はニューロン回路によるのであり、記憶の1つ1つが脳の一部を埋め尽くすようなものではない。ニューロンによるネットワークは理論上無限であり、つまり、理論上記憶は無限である。」
だそうです(超要約)。
ということは、つまり、覚えられないとは、単なる、
努力不足!
で決定ということ。(涙涙)
でも・・・
なんか納得できませんよね?
全国高校生クイズに出場するような子は、勉強もできれば雑学もよく知っているわけで。
それは「記憶力がいい」ってことでは?
つまり記憶力には個人差があって、その限界量にも個人差があるのでは?
って考える方が現実的だし実情に見合っていると思うのです。
そこで、次の疑問を調べてみましょう。
記憶力に個人差はあるのか?
つづく
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